
渡鹿のシンボルとも言える名店に潜入!
「とろく黒亭」。
熊本県民なら説明不要と言ってもいいほど有名なラーメン店「黒亭」の名を冠するお店ですが、実は昭和30年代に暖簾分けした店舗らしく、現在は本家とは直接の関係がない店なんだそうです(所説あります)。
とはいえ黒亭を巡っては、
「俺は本店(二本木)派だ!」
「いや、断然力合だろ!」
……など、飲み屋の席で白熱した論争が日々繰り広げられているとかいないとか。
そんな中、静かに職場の長老的な人物がひと言。
「最終的には、とろくが一番。」
黄門様の一言で場がピシッと締まる——そんな光景も、きっとどこかであるのでしょう。

というわけで、やってきました。
熊本市中央区・渡鹿の名店「とろく黒亭」。

これほど有名なお店に今さら初訪問というのも、なんか緊張します。

営業開始の11:30から5分ほど遅れて到着しましたが、案の定店内は満席。
しかし5分ほど待つとすぐカウンターへ案内されました。やはりラーメン店は回転が速い。

ちなみに、とろく黒亭さんは今年から定休日が日曜・水曜と週2日になったそうです。
メニューには二郎のコールのような緊張感ある文言が…。
メニューはこんな感じ。

| ラーメン | 650円 |
| ご飯 | 150円 |
| おにぎり | 100円 |
| チャーシュー丼 | 350円 |
| ギョーザ | 450円 |
安い!
もちろん昔よりは値上げされているのでしょうが、今どきこの価格でラーメンを提供してくれるお店は本当に貴重です。
気になった「チャーシュー丼」の注意書きを確認するため裏面を見ると……

なるほど。
ニンニクが強いので注意してくださいとのこと、仕事の日は要注意ですね。
さらに注文時の注意として、トッピングは
「ラーメンに玉子」ではなく
「玉子」
「チャーシュー」
このように単体で注文するルールらしい。
書いてあること自体は普通なのに、なぜか緊張する……。
いざ注文です。
「玉子とチャーシュー!」
店主さんが一瞬考えたように見えましたが、その後すぐに「はい!」。
……よかったのか…。
でも冷静に考えると、最初に「ラーメン」って言わなきゃダメですよね。
完全にトッピングだけ注文してる。
「ラーメンって言っちゃダメなんだ……」
そんな妙な焦りで変な注文になりましたが、伝わったので良しとしましょう!
これだよ!この迫力のラーメンが食べたかった!
そして運ばれてきたのがこちら。

玉子とチャーシューを追加して、なんと800円。
この時点でかなり衝撃です。
まず嬉しいのが、玉子がスライスされていること。
実際には玉子1個分だと思うのですが、薄切りで丼いっぱいに広がることで、見た目の華やかさが一気に増します。
「トッピングした満足感」がしっかりあるんですよね。

そして驚くのがチャーシュー。
+100円でこの枚数!?
と思わず声が出そうになるほど太っ腹。
味付けは優しく、しっとり柔らか。
主張しすぎず、スープとの一体感を大事にしたチャーシューです。

そして主役のスープ。
これが実にあっさり系の熊本豚骨。
ただ、あっさりしている=薄い、ではありません。
豚骨の旨みはしっかり感じるのに、塩味は絶妙に穏やか。
重たさがなく、スッと身体に入ってきます。
長年通う常連さんや高齢の方に支持される理由がよく分かる味です。
さらに特徴的なのは温度。
スープはかなりぬるめ。
「ぬるいのはどうなんだ?」と思う方もいるかもしれませんが、このラーメンに関してはむしろこの温度がベストな気がします。
熱すぎると、人間は繊細な味を感じにくくなるとも言われています。
この温度だからこそ、スープの優しい旨みがダイレクトに伝わるのでしょう。
麺はやや柔らかめの茹で加減ですが、それがこの一杯の世界観に見事にハマっています。
硬麺のようなエッジではなく、スープと自然に馴染む柔らかさ。
スープ、麺、チャーシュー、温度感——そのすべてが調和し、独特の完成度を生み出しています。
素晴らしい。
何より感動したのは、この完成度のラーメンを800円という価格で提供している店主さんの心意気です。
熊本ラーメンは好きだけど、
「こってりしすぎて少し重たい…」「胸焼けする…」
そんな方にこそ食べてほしい一杯。
旨さと癒しを同時に味わえる、唯一無二の熊本ラーメンでした。
渡鹿の宝、いただきました!
この記事に関連するおすすめ
スープのコクを、家の一杯にも。
創味食品 創味シャンタンDELUXE 500g
ペースト状の中華スープの素。ラーメンスープや炒飯、野菜炒めなど、町中華の味を楽しみたい日に幅広く使えます。
Amazonで商品を見る
※価格・在庫はAmazonでご確認ください。本記事はAmazonアソシエイト広告を利用しています。
とろく黒亭| 店舗情報
| 営業時間 | 11:30〜15:00(ランチ) | ||
|---|---|---|---|
| 定休日 | 日・水曜日 | ||
| 場所 | 〒862-0970 熊本県熊本市中央区渡鹿7丁目15 | ||
| TEL | 096-364-0280 | ||
| 駐車場 | あり(店舗前) | ||
| 支払い | 現金 | ||
| 席 | テーブル席・カウンター・座敷 | ||
| 混雑度 | 混雑しやすい | ||
※本記事は2026年6月時点の情報です。営業時間・価格などは変更されている場合があります。


























