
ここもランチ看板の無い店!事前に情報をゲットしました。
「ランチやってるのかな?やってるんだったら何を置いても行きたい」と気になっていたのが、

この「ぴか一」さん。看板は新しめなのに、暖簾の渋さがたまりません。

焼き魚・ホルモン・馬刺し、そして「おじや」の文字!
子どもの頃からお粥は苦手でも、おじやは大好物だったんですよね。
おじやは出汁と具材の旨みを吸ったご飯を再加熱する料理で、胃にやさしいだけでなく、日本ならではの〆文化を感じさせる一品です。これはそそられます。
外には「営業中」の板と「各種定食あり」の表示。
となればランチ営業しているはず。でももし中に入ったら昼から大宴会状態…なんてことになったら困るので念のためインターネットで検索。
すると「ちゃんとランチをやっている」との情報を発見!安心して入店しました。

調べてみると、昭和48年創業の老舗で、お昼は女将さんがお一人で切り盛りしているとのこと。外に看板を出さないのも納得です。
ランチメニューは900円~1100円。
名物のホルモン定食にも惹かれましたが、ここは体を気遣って焼き魚定食を注文。
しかし驚いたのは、女将さんの動き。料理、配膳、会計まで一人でこなす所作が見事で、無駄が一切ない。
昭和48年から続けていれば仮に20歳で始めても今や68歳。それなのに驚くほど軽やかで、まさにプロの風格です。
そんな所作に見とれているうちに、定食が到着!

メインの焼きサバに、トロロメカブ、ほうれん草のおひたし、漬物、味噌汁、そしてご飯。
まさに「これぞ日本人の食卓」といえる完璧な組み合わせです。

特にこのサバ…めちゃくちゃ旨い!味付けが絶妙で、みりんや醤油ベースの調味料を巧みに使っているのでしょう。
脂がのったサバと程よい甘辛さが絡み合い、醤油をかけずとも十分な味わいです。もちろん、大根おろしにちょっと醤油を垂らして一緒に食べれば、最強の組み合わせ。
ちなみに焼き魚に大根おろしを添えるのは、単なる彩りではなく、魚の脂をさっぱりさせ、消化を助けるという昔ながらの知恵。
こうした組み合わせひとつにも、日本の食文化の奥深さを感じます。
これで1000円とは、むしろ安すぎるほど。
さすが長年続く居酒屋さんの味です。夜はお酒と一緒に味わいたいなぁ、と心から思いました。
またしても「ランチ看板のない店」で大当たりを引いてしまいました!
ぴか一 | 店舗情報
| ランチ時間 | open11:00〜14:00 | ||
|---|---|---|---|
| 定休日 | 日曜日 | ||
| 場所 | 〒860-0801 熊本県熊本市中央区安政町2−17 | ||
| TEL | 96-352-1344 | ||
| ランチの予算 | 1000円~2000円 | ||
※本記事は2021年11月時点の情報です。値段や営業時間が変更されている場合があります。























