【下通】金堂（KINH DO）～ナンプラー唐揚げ飯（978円）

三年坂にベトナムの風！新店で出会う驚きの鶏揚げ飯

熊本の三年坂、ツタヤの隣は意外にもランチの隠れた激戦区です。

串カツ田中さんもランチをやっていたり、車が入ってこないからこそ道の真ん中に堂々と看板が出ている風景も、このエリアならではの風情があっていいですよね。

そんな三年坂で今回私の目に留まったのは、

「金堂」という看板。フォーやブンボーフエの文字に、ベトナム料理店だと直感。

アオザイの優雅なイメージに惹かれ、ビルの3階にあるのでエレベーターで向かってみました。

到着すると、そこはまるで別世界！

通路がランウェイのようにせり上がった個性的な造りに、おしゃれなレストランのような雰囲気。

至る所に飾られた提灯も素敵です。

家族でも楽しめるベトナム牛鍋から、豊富なランチまで

テーブルに置かれたメニューを見ると、パーティーメニューも充実しているようです。

・ベトナム牛鍋

・タイ牛鍋

・中国牛鍋

など、家族や友人と囲んで楽しめそうな鍋料理が目を引きます。

そしてランチメニューはこちら。

ご飯ものが3種類、フォーが4種類、混ぜフォーが4種類、そしてベトナム三大料理の一つとされる「ブンボーフエ」がラインナップ。

ブンボーフエはフエの宮廷料理と言われていて、今回は予算的に見送りましたが、いつか挑戦してみたい逸品です。

フォーだけではちょっと物足りないかな…と思い、セット追加（+396円～440円）も検討しましたが、今回は予算オーバー。

よし！ここは「ナンプラー鶏揚げ飯」（979円）で決まりだ！

驚きの「甘旨辛」体験！ナンプラー鶏揚げ飯

厨房から食欲をそそる唐揚げが揚がるカラカラという音が聞こえてきて、ついに「ナンプラー鶏揚げ飯」が運ばれてきました！

目の前に現れたのは、特大サイズの鶏唐揚げが4つ！

大根のサラダにスープ、ご飯の量も十分で、そのボリュームに思わず笑みがこぼれます。

まずスープを一口。わかめが入っていないのにわかめスープのような風味があり、そこにパクチーの茎の香りが加わった、なんとも風味豊かな味わいです。

これ、美味しい！

そしてメインのナンプラー鶏揚げ。

その迫力に圧倒されます。男性でも一口で食べられないくらいの大きさで、いざ実食！

旨…甘～い！！

一口食べると、まず強烈な甘みが口いっぱいに広がります。

しかし、その後を追うようにナンプラーの風味と東南アジア特有の調味料の味わいが押し寄せ、なんとも複雑な旨さがやってくるんです。

旨い、でも甘い！

そこで目をつけたのが、卓上にある「明らかに辛そうな」ソース。これを加えれば、甘みが中和されて極上の唐揚げになるはず！

唐揚げ一つにソースをたっぷりと塗りたくって食べてみると…「うん、うま…いや、辛っ！！」これは相当辛いソースです！

ならばと、全体にソースをまぶし直して食べてみると…

これだ！まさにちょうどいい！

甘さと辛さ、両方からくる旨味が絶妙なハーモニーを奏で、まさに「これをしろ！」と言わんばかりの完成された味わいに。

量的にも大満足で、異国の揚げ物料理を存分に堪能できました。

ベトナム料理に興味がある方、特に甘くてスパイシーな揚げ物がお好きな方には、「金堂」さん、おすすめです！

三年坂というアクセスしやすい場所にある隠れた名店で、ぜひ新しい味の発見を楽しんでみてください。

金堂（KINH DO）｜ 店舗情報