
食堂の未来を照らす希望の星!「かくたけ食堂」
日本のランチ界隈で深刻化する「食堂の高齢化問題」。
店主さんや支える家族の体力を考えると、無理なく長く続けてほしいと願うばかりです。
物価高や人手不足が追い打ちをかけ、閉店を余儀なくされるお店が増える中「持続可能な食堂ってないものか…」そんな思いを抱えながら、私はある店に向かいました。
訪れたのは、山鹿から国道3号線を福岡方面へ少し進んだところにある「かくたけ食堂」さん。

一見すると長年営んでいるような趣がありますが、実は開店からまだ1年ほどという新しいお店なんです!
メニューの「東京で食べたかった熊本ラーメン」というフレーズから、私は勝手にプロファイリングを始めました。
おそらく東京でサラリーマンをされていた店主が定年退職後に故郷の山鹿へ戻り、実家(あるいは既存の食堂跡)を利用して念願のお店を開いたのでしょう。
この過酷な時代に新たに食堂をオープンさせるその心意気と、やる気に満ち溢れた店主の姿に心から感動を覚えました。
店内へ足を踏み入れるとそこはまさに昔ながらの食堂の雰囲気。
開店直後にもかかわらず、多くのお客さんで賑わっていました。
以前はワンオペだったそうですが今はアルバイトの方もいらっしゃるようで、忙しさの中にも温かい空気が流れています。
メニューは以下の通り。
メインはちゃんぽん、ラーメン、カレー、そして…

皿うどんと

麻婆豆腐定食。
| ちゃんぽん | 800円 |
| 熊本ラーメン | 800円 |
| 馬すじカレー | 800円 |
| 皿うどん | 850円 |
| 麻婆豆腐 | 900円 |
お値段も手頃すぎると逆に心配になるので、この価格帯は安心感があります。
私は迷わず店主が「東京で食べたかった」という熊本ラーメンを注文しました!
熊本ラーメンの「ど真ん中」を射抜く一杯!
目の前に運ばれてきたのは、まさに「ザ・熊本ラーメン」と呼ぶにふさわしい堂々たるビジュアル。

小ネギと通常のネギの2種類が薬味として使われている点が、きめ細やかなこだわりを感じさせます。

そして芳醇なマー油とニンニクチップが香り立つ美しいスープ!

まずは麺から。
これぞ熊本ラーメン!と唸るような、中太で弾力のある麺がスープと見事に絡み合い、一口ごとに「これこれ!」と納得の旨さが押し寄せます。
そして、特筆すべきはチャーシュー。
これがまた、とてつもなく美味しいんです!おそらく相当な手間暇をかけて丁寧に作られており、肉質の良さがひしひしと伝わってきます。
さらに感動したのはゆで卵。ただのゆで卵ではありません。
何か特別な美味しい汁に漬け込まれているようで、単体で食べてもご飯が進むほどの濃厚な味わいです。
まさに熊本ラーメンの「ど真ん中」を射抜いた最高の一杯!気づけばスープをゴクゴクと飲み干していました。
店主はまだまだ体力がありそうで、あと10年、いや20年は店を続けてくれるのではないか、と未来への期待を抱かせてくれる「かくたけ食堂」さん。
無理せず、末永くこの素晴らしい味を提供し続けてくれることを心から願っています!
かくたけ食堂 | 店舗情報
| ランチ時間 | open11:00〜14:00 | ||
|---|---|---|---|
| 定休日 | 水曜日 | ||
| 場所 | 〒861-0527 熊本県山鹿市寺島244 | ||
| TEL | 50-1046-9027 | ||
| ランチの予算 | 1000円~2000円 | ||























