
ラーメンの「自家製麺か否か」という論争の陰で、
黙々と“麺そのものの完成度”を追い続けてきたうどんの世界。
その答えに出会ったとき、人は自然とこう呟く――「やっぱり、うどんは麺だ」と。
熊本に結構多いうどんの名店
ラーメンの世界ではよく「麺は自家製麺か、製麺所か」という議論がありますよね。
もちろん、本当に美味しい自家製麺を提供できるなら、それが最強かもしれません。
ただし、麺づくりというのは想像以上に重労働。
その日の気温や湿度、仕入れる小麦粉の状態によって水分量や練り加減を微調整しなければならず、安定した品質を保つには相当な経験と手間が必要です。
そこで近年は、「麺は信頼できる製麺所に任せ、スープや具材にリソースを集中させる」
という考え方のラーメン店も増えています。
一方でうどん屋さんはどうでしょうか。
体感的にですが、自家製麺のお店が圧倒的に多い印象があります。

これはうどん世界が「まず麺そのものが命」という鉄の掟で成り立っているからだと思います。
特に讃岐うどんはその傾向が顕著で、小麦の風味・コシ・のど越し
この三要素が揃ってこそ、はじめて評価される気がします。
そんな「やはり讃岐うどんは自家製麺だよな…」と改めて感じさせてくれるお店が、

合志市にある「釜あげうどん ひなや」さん。
こちらのお店はそう…

自家製麺なんです。
建物内に「千代製麺所」を併設、おそらく県内のうどん店へも麺を卸しているのではないでしょうか。

現在は人手不足の影響で、飲食のお店の営業日は土・日・月のみとなっているようです。
店内に入ると、かなり長めのコの字型カウンターとテーブル席が一つというシンプルなレイアウト。
厨房手前には、

香川の有名製粉所「吉原食糧」さんの小麦粉袋が額に入れられずらりと並んでいます。
詳しいことは分かりませんが、NHKのプロジェクトXの讃岐うどん特集で紹介された製粉所らしいです…期待値爆上がりですね!
メニューは結構複雑で迷いがち
さてメニューですが、初見だと少し悩むかもしれません。

大きく分類すると、
・ぶっかけうどん(冷・温)
・釜玉うどん
・かけうどん
この3系統が軸で、そこにトッピング・セットメニューやカレーうどんが加わることで、種類が多く見える構成です。

各ジャンルにはトッピングも豊富に用意されています。

代表的なメニューはこちら。
| 牛肉ぶっかけうどん(温・冷) | 880円 |
| 牛肉釜玉うどん | 950円 |
| ごぼう天かけうどん | 640円 |
| 牛肉カレーうどん | 1000円 |
| 冷ざるうどん | 550円 |
さらに、
かやくご飯セットや、うどん+牛丼セットなども選択可能。
麺の追加は
1玉130円、2玉260円。
慣れれば問題ありませんが、初訪問だと券売機のボタン数に少し焦るかもしれません…私は焦った。
今回はシンプルにカレーうどん(素)を注文。
お値段は690円、このご時世にありがたい価格設定です。
卓上トッピングも充実
卓上には、

・天かす
・青ネギ
・昆布の漬物
・柚子胡椒

が用意されています。
これらがすべて無料なのは嬉しいポイント。
見た目は素朴、だが…
そして運ばれてきたのがこちら。

正直このままだと少し見た目が寂しく感じますが…

天かすと青ネギを入れれば完璧なカレーうどんの誕生です!
一口すすってすぐ感じたのは、麺の存在感の強さ。
カレーの旨味ととろみがしっかりあるのに、麺がまったく負けていません。
むしろ、噛むとグッと返ってくるコシと小麦の甘みが合わさり、
「自家製麺品質とはこういうことか」と納得させられます。とにかく旨い!
カレーは出汁感が強めで、辛さは控えめ。うどんとの相性を第一に考えたバランス型の味わいです。
とはいえ、この麺の本当の実力を知るなら――やはりぶっかけやざるうどんでお店自慢の朝どりの出汁とともに味わいたい…。
次回は迷わずそれを注文したい、そう思わせてくれる一杯でした。
ひなや | 店舗情報
| 営業時間 | open11:00〜14:00 | ||
|---|---|---|---|
| 定休日 | 火~金曜日 | ||
| 場所 | 〒861-1104 熊本県合志市御代志1520−2 | ||
| TEL | 店舗へ要確認 | ||
| 駐車場 | 不明 | ||
| 支払い | 不明 | ||
| 席 | 不明 | ||
| 混雑度 | 不明 | ||
※本記事は2026年1月時点の情報です。値段や営業時間が変更されている場合があります。

























